PRODUCTS製品案内
磁場及び磁性計測 Magnetic Measurements
グラディオメーター
Grad601

グラディオメーターシステム

Mag601は一軸グラジオメータ、データロガー、バッテリー、持ち運び用のバーから構成される縦方向のグラジオメーターシステムです。1つのグラジオメータにつき2つのフラックスゲートセンサが1mの間隔で内蔵されています。1mの間隔があることで、安定性があるとともに深部からの高レスポンスが得られます。カリブレーションはプッシュボタン式で容易です。データ測定はグリッドモードとNMEAモードが選択でき、調査エリアの地図をつくることができます。
Grad-01-1000Lセンサ
Grad-01-1000センサはセンサ間の距離が1mの安定度の高く、0.03nT/mの測定ができるグラディオメータです。温度安定性がよいため、調査中のドリフトを最小に抑え調整の必要を最小源に抑えます。センサはエレクトロニクスと校正データ保存のための不揮発性メモリがあり、独立して動きます。
センサ仕様 | |
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軸数 | 1軸 |
センサ間距離 | 1m |
磁場勾配範囲(フルスケール) | ±100nT/m もしくは±1000nT/m |
帯域幅 | DCから14Hz |
感度 | 0.03nT/m |
校正エラー | ±2% |
周囲の最大磁場 | ±100µT |
ドリフト | 24時間に<1nT |
サイズ | 38mm(Φ) x 1050(L) mm |
重量 | 0.83 kg |
コネクタ | 12-way Tajimi R04-R12M |
電源供給電流 | 60mA |
センサスペーシング | 250mm以上 |
使用温度 | -20°Cから+70°C |
対応環境 | IP65 |
データロガー
データロガーは、シリアルRS232ケーブルによる測定値の保存やPCに保存されたデータのダウンロードに用います。すべての機能は6つのキーのコントロールパネルとLCDディスプレイにより設定できます。
データ測定はグリッドモードかNMEAモードと選択でき、NMEAモードはリアルタイムでデータをパソコンに送信し、場所の情報とともに地図が作成できます。グラジオメータを動かく速度により、サンプリングレートを調節できます。
仕様 | |
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センサ | Grad-01-1000Lセンサを1つもしくは2つ。 |
磁場勾配測定範囲 | ±100nT、±1000nT |
精度 | ±100nTの範囲にて0.01nT(グリッドモード) ±1000nTの範囲にて0.1nT(グリッドモード) |
制御の遅れ | 27ms |
データロギング | 125kデータポイント(不揮発性) |
データ出力 | RS232インターフェイス USBコンバーター付属 NMEA出力可能。 |
サイズ | 160(h) x 80(w) x 60(d) mm |
重量 | 0.49 kg |
コネクタタイプ | Grad-01-1000L: 12way Tajimi R04-R12F 2個 RS232出力: 9-way D type バッテリー: 2-way Amphenol 62GB-57A8-2P |
必要供給電源 | 9-18V DC, 45mA(最大) |
主なアプリケーション
- 物理調査。
- 考古学探査。
- 科学調査。
- 地中のパイプ、ケーブルなどの検知。
- 不発弾(UXO)検知。
ブローシャー
アプリケーションノート
地球物理
ケーススタディ
- 考古学調査 Noah’s Ark Inn, Frilford
- 考古学調査 Cherbury Camp, Charney Bassett
- 考古学調査 Iron Age and Romano-British Settlement – Hinton Waldrist
- 考古学調査 Iron Age and Romano-British Settlement – East Hanney
- 考古学調査 Rommanvilla, West Challow
- 考古学調査 Iron Age Settlement, South Fawley
- 考古学調査 Roman villa in Tienen, Belgium